長野市で平屋に住みたい!平屋が人気の理由と注意点を解説 | 長野で究極の注文住宅【本物素材の平屋図鑑】
長野市
長野市で平屋に住みたい!平屋が人気の理由と注意点を解説
2023.09.01平屋には階段がなく、普段の生活をワンフロアで完結させられるため、移動が楽になり、足腰の弱ったシニア世代に支持されてきました。しかし、最近は若い世代でも平屋を選択することが増えてきています。その理由として、コンパクトな生活におしゃれを感じる人、核家族化が進むことで広い家が不要になってきた人、デザイン性の高い平屋の登場などの環境の変化があげられるでしょう。
床面積は2階建ての家よりも小さいですが、家族とのコミュニケーションの増加、快適な日常生活を実現するための工夫、庭を通じて自然との一体感を感じられるなど、平屋には多くのメリットがあります。
平屋のメリットとは?人気の理由を解説
そもそも平屋とは何でしょうか?
平屋とは一階建ての家のことをさします。生活に必要なことはすべてワンフロアで解決するため、体力が衰え始めたシニア世代に人気になりつつあります。
近年では、シンプルな間取りやおしゃれなデザイン性によって若者にも注目されています。まずは、平屋で感じられる代表的なメリットを紹介します。
快適な室内環境をつくれる
平屋の構造として、長い庇で日差しを遮ることができるため、太陽光で部屋が暖まりすぎるのを防げます。また、屋根が必要ないため、天井に小窓を設けて自然の風を取り込みやすると、冷房の頻度を抑えた生活ができるようになります。
自然との距離を近くに感じる
平屋では、部屋と庭が地続きであることが多いため、境界線が薄くなり、自然をより近くに感じることができます。また、大きめの窓を採用しやすいため、ガーデニングや庭で遊ぶ子どもの姿など、景色の楽しみ方が増えることでしょう。さらには、居住空間と庭が一続きのような感覚になるため、実際の広さ以上に家が広くなったと感じられます。
家事や生活の効率が向上
全ての部屋がワンフロアに配置されているため、生活動線を効率よく配置できます。掃除や洗濯などの家事の度に、1階と2階を往復する必要もなくなり、効率的に家事ができます。
バリアフリーな生活が可能
足腰に不安を感じる高齢者や、小さな子供を持つ家庭にとって、階段がない平屋は移動の際の負担を大きく減らし、不意の事故を防ぐことができます。
将来的に、自身の体力が衰えても移動にストレスを感じずにすむことでしょう。
家族とのコミュニケーション機会が増える
平屋の家では、部屋と部屋の距離が近いため、例え少し離れていてもお互いを感じられます。階段がないため、小さなこどもの目を話した隙に事故にあうリスクをなくせます。成長しても、リビングを中心とした生活にすることで、顔を合わせる機会が増え、子供との良好な関係を維持できるのも平屋のメリットです。
建物自体が地震や風に強い
平屋は、2階建て以上の家と比較しても地震への強度は高いです。建物が高いほど揺られやすいのを考えると想像しやすいでしょう。 また2階が無い分、風があたる面積は小さくなりますので、その分風からの影響も抑えられます。
平屋に向いている人とは?こんな場合は平屋がおすすめ
平屋住まいはライフスタイルや家族構成、年齢の変化にも対応していかなければいけません。平屋を建てることが目的ではなく、平屋でどんな暮らし方をしたいのかが重要です。
平屋住まいに向いている人の特徴を紹介します。
空間の広さに強弱をつけられる人
リビングは家族が集まるため広いスペースを確保する代わりに、寝室はベッドが置ける広さで構わない。といったものです。
本当に必要な部分はしっかりとした広さを確保する、そうでない部分については、目的が果たせるくらいの広さがあれば十分に思える、と柔軟な考え方を持った人が多いです。
いらない物を持たない人
平屋は、2階建ての住宅に比べて床面積が狭くなるため、必然的に収納スペースも限られてしまいます。油断すると物であふれた家になってしまうため、不要だと感じたものはすぐに処分できる人、もしくは物が少ないミニマムな暮らしを理想とする人が向いています。
プライバシーが気にならない人
平屋住まいは、2階建ての住まいに比べて、家族や来客と顔を合わせる機会が非常に多くなります。来客をリビングで持て成していたら、寝起きの家族と遭遇してしまうといった気まずい時があることでしょう。家の中では、家族間とはいえしっかりとプライバシーを確保したいという人にとっては、平屋の住まいは向いていないかもしれません。逆に特に気にならない人にとっては、家族間のコミュニケーションが活発になりメリットにも感じられます。
長野市で平屋を建てる際の注意点
平屋を建てる際には、やり直しが効きづらいポイントが多く注意が必要です。平屋のメリットを感じるためにも、注意点と対策を紹介します。
2階建てよりも広い敷地が必要
土地には、建ぺい率という建物を建てられる割合の規定があるため、敷地全体に建物を建てることはできません。土地を選ぶ際には、建ぺい率や敷地の広さを考慮することが大切です。平屋は、全ての部屋をワンフロアに配置する必要があるため、その分、広い敷地面積が必要となります。しかし、ただ敷地が広いだけではいけません。
土地が広い分、固定資産税も多く必要になることでしょう。おしゃれだからという理由だけでなく、家を建てた後のことを考えておくことも大事です。
平屋の利点を活かしたレイアウトにしましょう
各部屋の配置や生活動線を意識し、間取りにメリハリをつけると、平屋の利点を活かしながら生活のしやすさを向上させることができます。
平屋の間取りは、各部屋が平面的に広がります。2階建て住宅と同じようにレイアウトすると、平屋の利点である広い空間を有効利用できないので注意しましょう。
家族のプライバシーに配慮しましょう
全ての部屋がワンフロアにあるため、家族間の距離が近くなりがちです。家族間のコミュニケーションを取りやすくするメリットとしても捉えられますが、プライベート空間の確保が難しくなるデメリットもあります。
子供が成長したときに、お互いのプライバシーが確保できる空間を設けてもよいかもしれません。
セキュリティ対策を怠らないように
平屋は家のどの方向からでも侵入しやすくなるため、防犯面でのリスクが高まる可能性があります。玄関だけでなく、死角になりやすい位置にも防犯ガラス、防犯カメラやセンサーライトの導入などを検討しましょう。
採光や風通しは大丈夫か?
平屋は高さが低いため、周囲の建物の影響を受け日当たりが悪くなることがあります。周囲に日差しを遮る建物がないか確認をしたり、大きめの窓や天井に採光用の窓を設置するなどして対策しましょう。
また、建物の中心部の部屋は光や風が届きにくいため、中庭の設置や窓の配置を工夫する必要があります。リビングなどの広い空間は窓際の風通しがよい場所にしておくなど、間取りにも気を付けましょう。
昔は、一軒家といえば2階建ての住宅がメインでしたが、平屋を建築するという選択肢も増えてきました。バリアフリーな設計ができるため、子供が小さい時から自分が年を取るまで、長年住み続ける人として快適な環境を作れるメリットは大きいでしょう。
デザイン性の高い平屋も増えていることから、おしゃれな生活をしたい人にはうってつけです。また、地震や風などの災害に強いのも平屋が好まれる理由です。
しかし、気を付けなければならないこともあります。 2階建ての家と違い、間取りをワンフロアにおさめるため、適切なサイズ感に調整しなければ広々とした空間を作れる平屋の利点がなくなってしまいます。日差しや風通しの問題も考えなければなりません。後悔しないためにも、建築する際には、プロの工務店に依頼するなどして満足のいく選択をしましょう。