長野市の地価の値段は?注文住宅でかかる費用を理解して予算オーバーを回避しよう | 長野で究極の注文住宅【本物素材の平屋図鑑】
長野市
長野市の地価の値段は?注文住宅でかかる費用を理解して予算オーバーを回避しよう
2023.09.30長野県長野市は、自然豊かで便利な場所に住みたいという方に人気の地域です。
また、せっかく住むならこだわりの戸建に住みたいという方には、注文住宅が人気です。
注文住宅は、設計段階からいろいろと新生活をイメージし楽しめますが、何かと費用が積み重なる場合もあります。
家の設備はもちろん、地価も調べ、どこに費用がかかるのか把握することも大切です。
長野県の注文住宅の相場と長野市の地価の値段
注文住宅を検討する際、建築予定のエリアの相場を把握することは重要です。注文住宅の費用は主に本体建築工事費、別途工事費、諸費用から構成されます。しかし、土地を持っていない場合、土地の購入費用も必要です。土地の価格は全体のコストに大きな影響を与えるため、特に注視すべき要因です。ここで、長野県の注文住宅の相場と長野市の地価の値段について解説します。
長野県の注文住宅の相場
注文住宅の建築費の相場について解説します。注文住宅のみの相場は全国で3715.2万円、長野県は3684.1万円、また土地付き注文住宅の相場は3194.6万円、長野県で3383.3です。
このことから、注文住宅のみの相場は全国と比べて安く、土地代を含めると全国より高い事が分かります。
次に坪数別の相場について解説します。
全国の坪数別の相場
20坪 | 30坪 | 40坪 | 50坪 | |
注文住宅のみ | 2000万円 | 3000万円 | 4000万円 | 5000万円 |
土地付き注文住宅 | 1894万円 | 2841万円 | 3788万円 | 4735万円 |
長野県の坪数別の相場
20坪 | 30坪 | 40坪 | 50坪 | |
注文住宅のみ | 2082万円 | 3123万円 | 4164万円 | 5205万円 |
土地付き注文住宅 | 1988万円 | 2982万円 | 3976万円 | 4970万円 |
長野市の地価の値段
続いて長野市の地価の値段について解説します。地価とは、土地の価値を示す指標で、公示地価として毎年国土交通省によって公開されます。この公示地価は、ある特定の地点(標準地)で1平方メートルあたりの土地価格を示します。
実際の土地価格は売主に決定権がある為、地価の値段が土地価格となるとは限りませんが、地価を知ることは土地価格を産出する目安となります。
長野市の地価は71,612円/m²で、長野県内で最も高額です。次いで北佐久郡軽井沢町で67,363 円/m²、松本市で63,979 円/m²となっています。このような結果から長野市は長野県内でも土地代が高いエリアと言えます。
注文住宅にかかる費用にはどんなものがある?
先ほど、注文住宅の費用は主に本体建築工事費、別途工事費、諸費用があると解説しましたが、ここで、注文住宅にかかる費用にはどんなものがあるのか、費用の内訳について詳細に解説します。
本体工事費用
本体工事費用は、建物そのものの建築に必要な費用を指します。一般的に、住宅の総費用の70%以上を占めます。以下はその内訳です。
仮設工事費用:足場の設置、仮設電気や水道、トイレの設置などが含まれます。
基礎工事費用:建物の基礎を作るための費用で、ベタ基礎や布基礎工事などが含まれます。
木工事費用:木材を使用しての建設や取り付けにかかる費用が含まれます。
内外装工事費用:外壁、屋根、窓、扉、断熱材、タイルの取り付けなどが含まれます。
設備設置工事費用:エアコンなどの設備の取り付けにかかる費用です。
設計料:設計事務所の設計費用が含まれる場合があります。建物の総費用に占める割合は約10~15%です。
付帯工事費用(別途工事費用)
建物以外の部分にかかる費用で、一般的に総費用の15~20%を占めます。以下はその内訳です。
外構工事費用:駐車場、庭、門、塀などの外構にかかる費用が含まれます。
公共設備引込み費用:水道管やガス管の敷地内への引き込み工事にかかる費用です。
家具や家電の購入費用:新居に必要な家具や家電の購入費用が含まれます。
地盤調査・地盤改良工事費用:土地の地盤状況によって必要な工事費用です。
その他の付帯工事費用:その他、特別な工事が必要な場合の費用も含まれます。
諸費用
諸費用は、建物や工事以外の関連費用を指します。これは全体の約10%程度を占めます。
保険料
火災保険: 住宅や資産を火災から保護するための保険料です。保険の内容や保険期間により支払額が異なります。
地震保険: 地震による被害から資産を守るための保険料。地域や建物の構造によって料金が変動します。
団体信用生命保険料: ローンの債務者が不慮の出来事で支払いを継続できない場合に備えた保険料。
不動産取得・住宅ローンにかかる税金
印紙税: 契約書や住宅ローン契約書にかかる印紙税。
登記にかかる登録免許税: 不動産の登記手続きにかかる税金で、「表示登記」や「所有権保存登記」などが含まれます。
不動産取得税: 不動産を取得した際に課される税金。
固定資産税・都市計画税: 所有する不動産に対する年次課税で、市町村が徴収します。
消費税: 建物や工事に関連する費用(工事費や設計料)に課されます。
ローンに関する費用
融資事務手数料: 住宅ローンを結ぶ際に金融機関に支払う手数料。
住宅ローン保証料: 住宅ローンの保証を提供する保証会社に支払う料金。
地鎮祭や上棟式
地鎮祭: 新築工事の前に土地に神主を招き、土地を神聖化する儀式。初穂料やお供え物の費用がかかります。
上棟式: 建物の骨組みが完成した際に行う儀式。ご祝儀や昼食などの費用が含まれます。
引っ越し代
新しい住宅への引っ越しに関連する費用。
注文住宅の費用を抑えたい!コストダウンのポイント
注文住宅の費用の内訳で解説した通り、注文住宅には様々な費用がかかります。少しでも費用抑えるにはどのような点を考慮すれば良いのか、コストダウンのポイントについて解説します。
コストダウンのポイント
コストダウンのポイントは以下の通りです。
総2階にする
建物を凹凸の少ない総2階にすることで、基礎と屋根の面積を削減し、建築費用を抑えられます。1階と2階の床面積が同じになるように計画します。
シンプルな間取り
間取りをシンプルにし、間仕切りを減らすことで、内装材料やドアなどの費用を削減できます。ただし、全館空調などの対策を検討し、快適な生活環境を確保しましょう。
水回りを集約
キッチン、お風呂、洗面台などの水回りを近くに配置することで、排水管の工事費用を節約できます。また、生活動線を考慮して配置することで、生活しやすい住宅になります。
外構のフェンスを削減
外構に高額なフェンスを設けず、開放的な庭を作ることで、外構費用を抑えられます。必要であれば植栽を活用してプライバシーを確保しましょう。
内装と照明を厳選
内装設備や照明はコストがかかりやすい要素です。予算内で必要なものを選び、無駄な贅沢を避けることが重要です。
オプションの確認
メーカーや建設会社によってオプションの範囲が異なります。建物価格だけでなく、オプション費用も比較し、全体のコストを確認しましょう。
削ってはならないポイントとは?後悔しない家づくりの為に
費用を抑える目的であっても、削ってはならないポイントがあります。住宅は購入したら終わりではなく、むしろ購入後の暮らしが重要です。せっかくの注文住宅で後悔しない為にも、削ってはならないポイントについて理解しておきましょう。
セキュリティ対策
セキュリティは、家族や財産を守るために非常に重要です。窓に防犯ガラスを取り付けたり、面格子を設置したり、訪問者が分かるインターフォンを備えたりすることは、安全性を向上させるために必要な投資です。セキュリティに削減することは、家族の安全を危険にさらすことになります。
住宅性能
長野県のように季節ごとの気温変動が大きい地域では、適切な住宅性能が重要です。断熱性能の高い窓や断熱材、エネルギー効率の高い暖房・冷房システムを備えることで、冷暖房コストを削減できます。これにより、長期的なランニングコストが低減し、快適な居住環境を実現できます。
長野県の注文住宅相場や、注文住宅の費用の内訳、コストダウンのポイントなどについて解説しました。相場や費用の詳細な内訳を知ることで、より現実的な予算を立てることに繋がります。
長野市は人気の高く魅力的なエリアではありますが、県内で最も地価の高い地域でもあります。長野市で注文住宅を検討されていましたら、是非この記事を参考に、上手に費用を抑えて後悔のない理想の家づくりを叶えてください。